一般的なアンティークの定義は、100年以上経過したものですが、時計は定期的にメンテナンスされていないと、素材の性質上劣化が早く、時計としての役割を果たさなくなってしまうため、時計に関しては1900年~1970年代頃までのものをアンティーク時計と呼びます。
アンティーク時計は、多くのコレクターがいるほどの人気ぶりですが、100年近く前に作られた古い時計が、なぜ人気があるのでしょうか?
アンティーク時計とは、1900年~1970年代頃に作られた時計をいいます。
現在のような大量生産ではなく、当時は熟練の職人によって手作業で、一点一点時間をかけて丁寧に作られていました。
ですから、定期的にメンテナンスを行いながら、大事に扱われてきたものは、100年近く経過した今でも、時を刻み続けています。
今、同じような作り方をしたら、とても考えられないような高価な時計になってしまうそうです。
アンティーク時計は、ジュエリーのような美しいデザインのものも多く、職人が時間をかけて施した細かい細工は、繊細かつ優雅で、女性にも大変人気があります。
また、ほととんどが一点ものなので希少価値が高く、コレクターは自分が欲しいと思ったアンティーク時計は、多少値段が高くても手に入れたいそうです。
このようにとても人気があるアンティーク時計は、転売すると儲かる商材ですが、大きな儲けを出すためには、どういったポイントがあるのでしょうか?
アンティーク時計を扱う5つのポイント
必ず動作するものを選ぶ
当たり前のことですが、アンティーク時計も時計として使用するものですから、動作しなければ時計としての役割を果たしません。
動作しなければ、ただの動かない壊れた古い時計になってしまいます。
アンティーク時計を仕入れる際は、必ず動作するかどうかをしっかり確認しましょう。
動作するかどうかを確認しておかないと、後々トラブルになることもあります。
アンティークらしいデザインを選ぶ
アンティーク時計は、防水性や精度では現在の時計に劣りますが、文字盤などの凝ったデザインや仕上げの美しさ、熟練工が施した繊細で優雅な細工などが魅力です。
また、ほとんどが一点ものなので、希少価値が高く、自分だけのスタイルを楽しむことができるのも魅力の一つで、アンティーク時計のコレクターは、アンティーク時計らしいデザインのものを好むそうです。
特に美しいデザインのドレスウォッチタイプは女性に人気があります。
アンティーク時計らしいデザインのものを選ぶことは、アンティーク時計を高く売るためのポイントです。
また、カスタムメイドといわれる、アンティーク時計に現代になってから部品を取り付けたり、交換したりして改造したようなものもありますが、こういったものはコレクターからは敬遠されるそうです。
できるだけ状態がいいものを選ぶ
希少な一点もののアンティーク時計でも、文字盤の痛みが激しかったり、修理できないほど状態が悪いものは、高値で売ることは難しくなります。
古い時計でも、定期的にメンテナンスを行いながら、大事に扱われてきたものは、きれいな状態を保っています。
100年近く前の時計なので、多少の傷は仕方ないですが、できるだけ状態がいいものを選びましょう。
相場を把握して仕入れる
アンティーク時計の相場を把握しておくことは、大きな儲けを出すためのポイントです。
ヤフオクなどでアンティーク時計の相場を把握して、できるだけ安く仕入れることができれば、儲けも大きくなります。
海外から仕入れる場合は、送料などの諸費用も考慮しなければなりません。
人気の商品をリサーチする
アンティーク時計が人気の商材だからといって、すべての古い時計が高く売れるわけではありません。
アンティーク時計でも、どのようなものが人気があるのか、ヤフオクなどでしっかりリサーチすることが大切です。
腕時計だと、ロレックスやカルティエ、オメガ、チュードルなどのアンティーク時計が人気があるそうです。
扱われている数は少ないですが、懐中時計では、ハンプデン、イリノイ、ウォルサムなど、柱時計や壁掛け時計ではマウテ、グスタブベッカーなどのドイツ製のものが人気があるそうです。
柱時計や壁掛け時計は、仕入れの費用も高く、海外からの送料も高額になります。
また、壊れやすいので、配送も細心の注意が必要ですが、競争相手が少なく、儲けは大きいそうです。
いかがだったでしょうか?
アンティーク時計は当時の職人の丁寧な仕事と、美しいデザインが魅力で、たくさんのコレクターがいるほど大変人気があり、転売しても高く売れる商材です。
しかし、ただ古い時計を売るというだけでは、大きな儲けはでません。
アンティーク時計で大きな儲けを出すためには、いくつかのポイントがあります。
本記事で述べた5つのポイントを参考にして、アンティーク時計を転売して、しっかり儲けがでるようにがんばっていきましょう。