最近、稼げる商材として注目されつつあるのがアンティークものです。
中でもアンティーク着物は国内、外関係なく人気で、大量に仕入れてもあまりスペースをとらずこれからアンティークを取り扱おうと思っている人にオススメです。
着物の知識は多少必要ですが、自分が着用するわけではないので難しく考えることもないでしょう。
アンティーク着物を扱うメリットは何でしょうか?
アンティークの着物とは明治から昭和初期に実際に着用されていたもので、現代の着物ではなかなか見られない鮮やかな色合いや独特な柄が特徴です。
古臭さを感じず、むしろ着こなし次第で今時風にもなるので若い女性に注目されつつあります。
そして若い人程店舗ではなく、ネットを使って手に入れようとする傾向にあります。
アンティーク着物なのでシミや汚れがあるものがほとんどですが、それを味として着用したり髪飾りや和風小物にリメイクする人もいます。
洋服よりも使える範囲が広く、よっぽどひどいシミや汚れではない限り売れ易い商品です。
アンティーク着物は日本人だけでなく、海外の人にも人気が高いのもポイントです。
むしろ海外の人ほど日本文化に興味があり、コレクターが多いのです。
この文化の差をうまく活かすことが、重要となってきます。
では、実際に稼ぐためにはどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?
アンティーク着物の転売6つのポイント
着物の種類を理解する
どの商材でも知識が必要となってきますが、着物は覚えておくことが少し多かったりします。
現代人にはあまり馴染みのないものなので、苦痛に思うこともあるでしょう。
必要最低限の知識だけでも頭に入れておきましょう。
例えば振袖だけでも「大振袖」 「中振袖」 「小振袖」があります。
また、既婚者は振袖ではなく留袖を着用します。
どちらも特別な行事のときに着用される着物なので豪華なデザインですが、アンティーク着物だとさらに華やかなデザインが多いです。
需要が高いのは年齢関係なく普段着として着用できる、小紋と呼ばれる着物です。
振袖ほど豪華なデザインではありませんが、アンティーク独特の色使いや自由な着こなしが楽しめるため、特に若い人から人気があります。
現代人にとっては少し小さめ
昔の人は小柄だったので、現代人にはなかなかサイズが合わないものも多いです。
その短さを活かした着こなしもありますが、まず着用できなければ意味がありません。
なのでサイズは必ず明記するようにしましょう。
着物は洋服のように「○サイズ」や「○cm」というように簡略化して表すことができません。
着用目的の場合、部位ごとの寸法が求められます。
必ず明記すべき部位は身丈、裄丈、前幅、後幅、袖丈、袖幅の寸法です。
耳なじみのない単語ですが、検索すると各部位の名称を説明されているサイトがたくさん出てきます。
平らなところに着物を置きメジャーで部位ごとに測るだけなので、さほど難しいことではありません。
ただし、メジャーにたるみがないように気をつけてください。
着用できるものか、リメイク素材なのか
アンティークなので多少のシミや汚れ、色褪せは仕方ないでしょうが、細かいものでも嘘偽り無く記載しておくほうがいいでしょう。
実際に手にとって確認できないので、着用目的の人にとってはとても気になるポイントです。
目立つものならどこにあるのかも書いておきましょう。
ひどいものならリメイク素材として利用することもできます。
アンティーク着物の独特な色や柄は現代人にとって新鮮かつ斬新で、普段から着物を着ることが難しい人はアクセサリー等にリメイクしていつものファッションに取り入れているようです。
国内で仕入れる
ヤフオクで転売をされているバイヤーが多くいますが、アンティーク着物の場合逆に国内で仕入れ海外に売ったほうがより利益を上げることができるでしょう。
ヤフオクを見てみると、安いアンティーク着物がたくさん出品されています。
これを利用しない手はありません。
より安く大量に仕入れたいのなら、古物市場がオススメです。
全国各地で開催されていますが、参加するには古物商の資格が必要です。
試験や年齢制限があるわけでなく、手数料を払えば誰でも簡単に取得できます。
しかし、古物市場はかなり閉鎖的なので、インターネットで情報を得ることはまず不可能です。
初心者を嫌う方もいるので慣れるまで時間がかかります。
開催日時や場所を知りたい場合、警察署に行き古物商組合を紹介してもらうといいでしょう。
あとは昔ながらの商売で、コミュニケーション能力が必要となってきます。
初心者にはハードルが高いですが、古物市場ほど安く仕入れることができる場所はないといってもおかしくありません。
海外の人に好まれる
国内で安く仕入れたアンティーク着物は、ebayなどの海外サイトに転売するといいでしょう。
上にも書いた通り、古き良き日本のものを求める海外の人のほうが、日本人よりも多いです。
出品者には厳しいイメージのあるebayですが、日本語で出品方法を丁寧に説明してくれているサイトがたくさんあります。
英語も翻訳サイトを使えばまず問題ないでしょう。
代行出品を利用してみるのも良いかもしれませんが、手数料が多くかかってしまうのでできるだけ自力で出品できるように頑張りましょう。
売れるのは着物だけではない
着物ひとつだけ持っていても着ることはできません。
肌襦袢や長襦袢、帯も必要です。
とくにアンティーク着物は現代人のサイズに合わないものが多く、着用目的で購入したくても諦めざるをえない場合があります。
それでも諦めきれない人は、アンティークの帯を求めます。
帯もアンティーク着物に負けないぐらい豪華で魅力的なものがたくさんあり、着物よりもいい価格で取引されることがあります。
また、着物の下に着用する長襦袢も美しい柄のものが多く、リメイク素材としても使えるので需要は高いです。
羽織やコート、鞄などの小物も人気があります。
着る上で欠かせないものも取り扱うと良いでしょう。
いかがだったでしょうか?
アンティーク着物を当時の気分で着たい人、普段のファッションに取り入れたい人、リメイク素材にしたい人、コレクションしたい人・・・という具合に、アンティーク着物は幅広く活用できるので、難しいこともありますが慣れるとより利益を上げるためのいい武器となります。
和の文化は国内・外問わず常に人気が高いので、国内サイトだけに留まらず海外にも出品して利益に繋げていきましょう。