2012年までは超円高が続き、輸入ビジネスに興味を持った人も多いのではないでしょうか。
輸入ビジネスとは、インターネットを使って、海外のショップやオークションサイトを利用して商品を仕入れ、国内で転売するというビジネスで、誰でも簡単に始めることができます。
しかし、軽い気持ちで始めると、失敗してしまうことも多いようです。
輸入ビジネスでなぜ失敗してしまうのでしょうか?
インターネットで検索すると、輸入ビジネスのノウハウや成功例がたくさん出てきます。
そんなに成功するビジネスなら、ぜひやってみたいと思う人はたくさんいるでしょう。
しかし、実際は輸入ビジネスで成功した人は20%程度です。
残り80%の人は何らかの失敗を経験しているということになります。
輸入ビジネスはインターネットを使って海外のショップやオークションサイトから商品を仕入れ、日本のオークションサイトなどで転売するというシンプルなビジネスです。
同じようにやれば、誰がやっても成功するはずですが、実際には輸入ビジネスで成功する人はたった20%程度しかいません。
成功した人のノウハウを参考にして、同じようにやっているのに、なぜ、多くの人が失敗してしまうのでしょうか?失敗する人にはいくつかの傾向があるようです。
輸入ビジネスで失敗する人の傾向とは、どういったものでしょうか?
輸入ビジネスの失敗例5つの傾向
仕入の諸費用を考慮していない
輸入ビジネスで失敗しないためには、商品の仕入価格に送料や関税などの諸費用を考慮しておかなければなりません。
商品を安く仕入れたとしても、送料が高かったり、関税がかかることを失念していて、結局赤字になってしまったということもあります。
また、商品サイズをよく確認せずに購入してしまい、1個口のつもりが2個口になってしまい、送料が2倍になってしまったということもあります。
輸入ビジネスで失敗しないためには、送料や関税などの諸費用もよく考慮して仕入れましょう。
仕入れた商品が違っていた
輸入ビジネスでよく失敗してしまうのが、自分が思っていた商品と違う商品が届いてしまうことです。
英語が得意ではなく、コミニケーションミスの場合に起こりがちな失敗ですが、パソコンソフトのつもりで輸入したら本だった、本だと思って輸入したらポスターだった、公式グッズだと思って輸入したら、非公式グッズだったということもあります。
実物を見るわけではなく、画面上の画像や説明だけで判断して輸入するので、よく確認して輸入しないと、自分が思っていたものと違う商品が届くことがあります。
また、国内で人気の商品とよく似た商品を間違って輸入してしまうこともあります。
型番などをよく確認してから、輸入しましょう。
輸入ビジネスで失敗しないためには、商品を仕入れる際に、自分が欲しい商品に間違いないか、よく確認してから輸入しましょう。
販売するものに固執してしまう
自分でサイトを作って商品を販売していると、自分の作ったサイトに必要以上に思い入れを持ってしまい、売れなくなっているのに、その商品にこだわり続ける人がいます。
また、自分の好きなブランドやメーカーにこだわったり、今まで売れていたから、売れそうな気がしたからという理由で同じ商品を売り続ける人もいます。
必ずしも、自分の好きなブランドやメーカーが人気があるとは限りません。
人気がある商品は絶えず変わっているので、売れる商品のリサーチが大切です。
販売するものに固執してしまうと、輸入ビジネスで失敗してしまいます。
ノウハウコレクターになってしまう
輸入ビジネスを始めるにあたって、失敗しないために、インターネットや本で情報を収集し、勉強するのはいいことですが、ノウハウにとらわれ過ぎると、失敗してしまいます。
インターネットではこう書いてあったからと、同じようにやっていても、時期や状況は違うわけですから、今の状況には合わない場合もあります。
例えば、インターネットの成功者のサイトに必ず売れると書いてあった商品でも、今は売れなくなっているかもしれません。
ノウハウは参考にする程度で、臨機応変に対応していくことが、輸入ビジネスで失敗しないコツです。
需要と供給のバランス
輸入ビジネスでは、ヤフオクなどの国内のオークションサイトで高く売れている商品をリサーチして仕入れますが、いくら高く売れていても、欲しいと思っている人が少なければ、供給過多になってしまいますので、売れている個数もチッェックする必要があります。
高く売れているからと、飛びついてしまい、大量に仕入れてしまうと、赤字や不良在庫をかかえてしまうことになります。
輸入ビジネスで失敗しないためには、高く売れている商品のリサーチはもちろんですが、需要がどれくらいあるのか、売れている個数もチェックするようにしましょう。
いかがだったでしょうか?
輸入ビジネスはうまくやれば、稼ぐことができるビジネスです。
しかし、気をつけて取り組まないと、思わぬ落とし穴に陥ってしまいます。
輸入した商品が自分が欲しいと思っていたものと違っていたり、送料や関税などの諸経費を計算に入れ忘れてしまって赤字になったり、不良在庫を大量に抱えてしまうなど、失敗してしまうことがあります。
本記事で述べた輸入ビジネスで失敗する5つの傾向を参考にして、輸入ビジネスで成功しましょう。